いろいろ脳がバグる。
【各キャラクターのバックボーンは何?】
MonoStruct合同会社(本社:東京都中央区、代表:片岡 勇我、澤口 彰平)が、2024年2月29日(木)に会議を自動化するAI「会議GPTβ版」をリリースした、とPR Timesにアップしていました。
同サービスは、端的に言うとAIが人の代わりに会議を行うシステムで、一日の業務に占める会議時間の割合を削減することを目的に開発された、とプレスリリースでは伝えています。
現在はβ版なので、GoogleほかいくつかのWebサービスのアカウントを持っていれば、完全無料で使用が可能なので、実際に使ってみました。
手順としてはこんな感じです。
1.GoogleなどのWebサービスのアカウントでログインし、新規会議を作成。
2.会議室の上部に並んでいる専門家キャラを3名以上選ぶ。
3.この専門家キャラに議論してほしいテーマを記述。
4.自動会議を開始ボタンをクリックする。
すると、AI専門家キャラクターが勝手に会議を始めて議論し始めます。
ものの、数分で会議は終了し、その会議で決まった内容を箇条書きでまとめた議事録を作成してくれる。
『大阪の郊外でたこ焼きやでボロ儲けする方法を議論します。』というテーマで議論させてみて、実際に出された議事録の内容は、
こんな感じになりました。
大阪郊外でたこ焼き屋で成功するための戦略
【市場調査と分析】
・ターゲットオーディエンスの特定
・競合他社の強みと弱み
・成長機会の特定
・顧客のインサイトの獲得
【財務分析】
・損益分岐点分析
・コスト構造の最適化
・適切な価格設定戦略
・キャッシュフローの予測
【コンセプトとターゲットオーディエンス】
・高級たこ焼き vs 低価格帯たこ焼き
・食材のコスト、店舗の雰囲気、ターゲットオーディエンス
・高級たこ焼き:雰囲気、体験重視、コストよりも価値重視
・低価格帯たこ焼き:利便性、affordability重視、コストパフォーマンス重視
【顧客の嗜好と行動】
・高級たこ焼き:ブランド体験、プレミアム体験重視
・低価格帯たこ焼き:利便性、affordability重視
【メニュー開発とプロモーション戦略】
・高級たこ焼き:ユニークで洗練されたフレーバー、プレミアム体験
・低価格帯たこ焼き:伝統的なフレーバー、お得なセットメニュー、コスト意識の高い顧客への訴求
【方向性決定の参考ぐらいにはなるかな】
各キャラクターは弁護士だの、IT企業のCEOだの、建築家だの10人ぐらいいるのですが、それぞれに専門知識を学習させたAIを使っているのでしょうか?
そのあたりは企業秘密なんでしょうけど、興味深いですね。
やってみた感想としては、議題さえ与えておけば、勝手に議論がはじまり、はい、答え出ました!あとはご自由にどうぞ、っていう感じです。
良く言えば、議題を作った本人は何も考えないで、正攻法のアイデアをもらえて楽ですが、悪く言えば、議題を投げかけた本人は蚊帳の外で勝手にいろんな方向性を決められるような...
ただ、こんな事言ったら開発企業さんには申し訳ないですが、もう少し無茶振りして遊んでみたいサービスでした。
今なら無料でお試しできるので、お試しあれ。
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