※イメージ画像です。
木材と同じ成分、ですけどね。
【形や匂いなど内部構造に至るまで木材に近い、バルサ材より強い】
ナゾロジーの伝えるところによりますと、アメリカのライス大学(Rice University)材料・ナノエンジニアリング学部に所属するムハマド・M・ラーマン氏ら研究チームが、「天然成分のみを用いた3Dプリント技術」を開発した、とのことです。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、同研究チームは、木に由来する天然成分だけを用いた3Dプリント用の粘性インクを開発したそうです。
同粘性インクは、一般的な3Dプリントと同じく、目的の形を作るために重ねられて構造物を形成するのですが、プリントされたオブジェクトを-85℃で48時間凍結乾燥させ、その後180℃で20〜30分加熱することで焼結する、とのことです。
同粘性インクは建設廃材などからも作成可能でリサイクルにもなるが、作成プロセスの「冷凍乾燥」「加熱」のステップでは大量のエネルギーを使うため、研究チームは代替手段を模索している、と記事は続けています。
【コストダウンが鍵ですね。】
いよいよ『木の家』が3Dプリンターで作れるようになるわけですね。
まだ先の話になりそうですが。
しかし、木材で色んな形の構造物を造れるなら、経年で自然に還る埋め込み構造物も作れそうです。
今後の研究に期待ですね。
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