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これ、すごくないですか?
【地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵】
日本の研究.comで発表されていたプレスリリースによりますと、京都大学大学院情報学研究科 梅野健 教授、水野彰 同研究員、高明慧 同専門業務職 (研究当時)らの研究グループが、大地震発生直前に観察される電磁気学的異常を地殻破壊時の粘土質内の水が超臨界状態であることにより説明する物理メカニズムを発見した、とのことです。
詳細は少々、いや結構難しいですが、プレスリリースを読んで頂ければよいかと思いますが、一部プレスリリースの文書を引用させていただきますと、
プレート境界面には、すべりやすいスメクタイトなどの粘土質が存在し、その粘土質の中にある水が地震発生前の高温高圧下で超臨界状態となり、電気的な性質が通常の水と異なり絶縁性となり、電気的特性が急に変化することで電磁気学的異常が生成することを初めて提案し、電離層への影響を大気の静電容量によりモデル化し、モデルから予測される生成電場の大きさと観測されている地震発生前の電離層の伝搬異常の速度変化と整合的であることを示しました
と説明されています。
研究グループは、大地震発生前に観測された電離層の異常が、偶然のノイズによるものではなく、物理的な因果関係を持つ前兆現象である可能性が大きくなった、と考え、実証を更に進めることで、科学的知見に基づく防災システムの構築だけでなく、宇宙(電離層)における異常と地震発生直前との物理が結合する新しい精密科学の誕生が期待される、と伝えています。
【ついに地震予知が実現する?】
地震大国 日本にあっては、これはかなり期待したい研究ですね。
もし、これで大きな地震を発生のいくらか前に判るようになれば、少なくとも救われる命は増えるはずです。
どれくらい前にこの電磁波が発生するのか、気になるところです。
随分前から地震の前兆現象ではないかと言われていた電磁気学的現象ですが、やはりちゃんと科学的根拠があったのですね。
ある意味、世紀の大発見なのでは?と思ってしまいます。今後に期待。
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