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音というより、振動なのでは?
【音響刺激が土壌微生物の成長に影響を与え、その機能を促進する可能性がある】
yahoo! Japan SDGsに興味深いテーマが取り上げられていました。
詳細は記事でご確認頂ければ、と思いますが、フリンダース大学の微生物生態学者ジェイク・ロビンソン博士らは、人間が音楽を聞くことでエネルギーを得るのと同様に、土壌中の微生物も音に反応することを発見した、と伝えています。
音響刺激が微生物とその有機物の分解能力に影響を与えるのかをテストした結果、30dB未満の周囲音レベルの刺激にさらしものは有機物量にほとんど変化がなかったのに対して、80dB程度の高温の単調音波にさらしたものでは約0.5グラムの増加がみられた、そうです。
また、ある植物成長を促す一般的な菌類を、ペトリ皿内で80dB程度の単調な音波に5日間晒した実験でも、30dB未満の周囲音レベルの刺激を与えた対照サンプルと比較して、菌類が約5倍増加した、と記事は続けています。
つまり、音響刺激が土壌微生物の成長に影響を与え、その機能を促進する可能性があることを示している、と記事は伝えています。
気候変動や人間の活動によって在来の植生が失われると、土壌微生物が完全に回復するまでに数十年かかる場合があるが、土壌微生物の活動を促進できれば、その植生の回復プロセスが加速する可能性がある、と記事は続けています。
【周波数がうまく合えば、よいのかも。】
よく農家の方がハウスでモーツァルト流したりして、味がまろやかになるとかやってますが、土壌菌にも効くかもしれませんね。
ただ、どの周波数が一番効果が大きいのかを調べないといけませんが。
そういえば、先日、某TV番組で鉄分を多く含むほうれん草農家の方が、ほうれん草にメタルを聞かせてたら、鉄分が増えるかも、とやっていて、実際に検査したら、鉄分量は全く変わっていなかった、と言われてました。
逆にテイラー・スウィフトとか聞かせたらいいのかも。
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