※イメージ画像です。
材料も減るのでよいかも、です。
【空洞があることで一発破壊を防ぐ】
ナゾロジーで興味深い研究が取り上げられています。
詳細は記事を読んで頂ければ、と思いますが、ざっくり言うと、人骨を模倣したコンクリートブロックを作ったら、強度が従来のセメント系建材の5.6倍になった、という研究です。
無数の楕円形の空洞をつくることで、衝撃が加わった際に発生する「亀裂」を逸らし、その進展を遅延させながら、衝撃エネルギーを分散させる、と記事は伝えています。
研究チームは、この人間の骨を模倣した構造を他の材料にも適用できると考えており、今後は、その可能性を探っていく予定だと記事は結んでいます。
【材質ではなく、構造で】
開発中のセメント系建材もさることながら、人間の骨の構造が2つの異なる質になっているのがびっくりです。
空洞があることで亀裂の逸らして、進展を遅延させる、というのがよく判りませんが良く出来ていますね。
他の材質でも応用可能だろうということなので、地震大国日本としては、注目したいところです。
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