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※イメージ画像です。
外気の湿度の変化がどのくらいなのか、気になるところではありますが。
【素材変更で出力アップ】
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)のサイトによりますと、湿度変動電池を開発し、湿度変化を利用した発電で4カ月以上の長期にわたってワイヤレスセンサーを駆動させることに、世界で初めて成功した、と伝えています。
詳細は同団体のサイトでご確認いただければ、と思いますが、今回セラミック固体電解質膜を用いて出力を改善し、4カ月以上にわたって小型のワイヤレスセンサーを駆動することに成功、これにより、橋の下や機械の制御盤の中など、太陽電池の使えない暗所でも、電池交換不要でメンテナンスフリーのワイヤレスセンサーを使用できるようになると期待されます、と続けています。
【3年半で実用レベルに】
当ブログでも以前取り上げたことがあるこの技術、当初は実用にはまだまだ遠いと思っていたのですが、たったの3年半で実用レベルに持っていくとかすごいですね。
当初も打倒ボタン電池的な目的があったかと思いますが、電池不要で電力供給が出来るようになれば、あちこちのセンサーで使えそうです。
あとはいくらでこの技術を搭載できるか、でしょうけど。
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