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※イメージ画像です。
相変わらず神の御業と言いたくなるような、すごい仕組み。
【内部メモリと外部メモリを連携させて記憶】
カラパイアで植物に関する興味深い記事を取り上げています。
詳細は記事でご確認頂ければと思いますが、植物が外敵あるいはストレスを内部と外部のメモリで記憶しており、しかもこの内部メモリと外部メモリは連携している、という内容になっています。
内部メモリに関しては、『免疫プライミング』という人間の遺伝子とは別のスタイルの方法でストレスを記憶しており、細胞内の遺伝子を修正することで行われている、と記事は伝えています。
また、外部メモリについて、植物は外部から攻撃を受けると、その根から化学物質を放出する、この化学物質はいわばSOS信号で、周囲から病気を抑えてくれる微生物を引き寄せてくれる、この化学物質を調整しているのは、植物のエピジェネティックな遺伝子の変化によって行われている、と記事は伝えています。
こうした植物の記憶を理解することは、暑くなった世界でも育つ農作物の栽培のヒントになる、と記事はくくっています。
【その植物が何に弱いか、を見つけるにはよいかも】
自分にストレスを与えるものは代々引き継がれる、みたいに考えると怖い話ですね。
しかし、その植物がストレスを感じるものが何かを知ることができれば、環境にあった植物を見つけるには都合が良いかもしれません。
ただ、結構な時間がかかりそうですが。
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