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- Photo credit: Mario A. P. on Visualhunt.com
※イメージ画像です。
もう少し詳細を知りたいところ。
【ボディと周囲の環境を一体化してロボットを運用するようなもの】
カラパイアの伝えるところによりますと、エストニア、タルトゥ大学の研究チームがクモのように糸を紡いで、状況に合わせて自分の体を作り出す最先端のロボットを開発した、とのことです。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、加熱されたポリマー溶液を射出するというもで、溶液が冷えて細い繊維に変化し、まさにクモの糸のごとく広がり、周囲に付着する、しかも、この繊維は接着する場所を選ばない、と記事は伝えています。
ロボットの形状をあらかじめ定めず、その場に応じて紡ぎ出す、この環境に合わせてボディを変化させるというコンセプトは、状況の予測が難しい災害現場の救助作業や、機械と風景がシームレスに融合した適応型建設技術まで、これまでの産業的な発想をくつがえす可能性を秘めている、と記事は結んでいます。
【繊維そのものを自在に変形?それとも繊維がロボット?】
筆者のぺらっぺらなおつむでは、あまりよく解らなかったのですが、これは繊維自体がロボットとして機能するということなんですかね?
いずれにせよ、世界中が軽くて頑丈で、かつ柔軟性を備えたクモの糸をどうにか人工的に作れないかと日々研究している中で本研究が実用可能となれば、災害現場だけでなく、構造物のメンテナンスなんかにも威力を発揮しそうです。
今後の進展に期待ですね。
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