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※イメージ画像です。
ネットの「今日の◯◯座の運勢」レベルと捉えておいては?
【旅行中止も…漫画の力と情報の受け止め方】
毎日新聞の伝えるところによりますと、漫画家のたつき諒さんの作品で、過去に予言的な内容を描いた漫画が、能登半島地震の発生後にSNSなどで再び注目を集め、一部で旅行の中止といった影響が出ている、と伝えています
詳細は記事でご確認頂ければと思いますが、
■過去の漫画の記述が、今回の災害と一部合致したことによる影響の広がり。
■作者であるたつき諒さんの「前向き」という言葉に込められた、防災への意識喚起の願い。
■SNS等での情報の拡散と、それによる社会的な反応(旅行中止など)。
というところがポイントになるかと思われます。
記事では、作者のたつき諒さんが取材に応じ、「前向きな気持ちで捉えてほしい」と語った真意を伝えており、今後の災害を恐れる声がある一方、たつきさんは自身の漫画が防災意識の向上につながることを願っている、と伝えています。
【情報の精査と拡散は慎重に】
にわかには信じがたい内容の記事ですが、台湾では風水を強く信じている人も一定数いるようで、それがあだになった感じでしょうか。
あらためて、情報の発信と受け止め方の難しさを感じますね。
大きな災害が発生するたびに、各種報道が「正しく怖れて、正しく対応」などと言われますが、まずはその情報がどれくらい正確か、自分で調べる習慣をつけたほうがよいですね。
人間は未来に先回りして、この先に起こることを知る事は出来ないので、情報の精査と、SNSを利用している人は拡散する前にその引用をすることによる影響を、一度立ち止まって再考する時間を持つ習慣付けをしたほうがよいですね。
自戒を込めて。
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