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※イメージ画像です。
雨量が増えたから出来た新たな脅威、みたいな感じですかね。
【2026年度までに抽出を完了する予定】
読売新聞の伝えるところによりますと、国土交通省は、近年増加傾向にある土砂と泥水が一体となって氾濫する「土砂・洪水氾濫」に対応したハザードマップを全国で整備する方針を固めた、とのことです。
詳細は記事でご確認頂ければと思いますが、土砂・洪水氾濫は、通常の洪水とは異なる場所でも発生し、土石流に比べ被害が拡大しやすい特徴があり、全国でその発生リスクの高い地域は、11都府県で計1092流域が抽出されている、と記事は伝えています。
そして、国土交通省は、ハード対策に加えてハザードマップの整備も進めることとし、今年度中に自治体向けの手引を作成するとともに、特に危険性の高い50河川を優先し、2035年までに想定浸水域のシミュレーションを行う、その結果を流域自治体が作成するハザードマップに反映させ、住民への啓発や避難対策に生かす方針だ、と記事は続けています。
【そろそろハザードマップの見方をちゃんと覚えないと】
通常の洪水と異なるところで発生し、土石流に比べて被害が拡大しやすい、さらに土砂が残るので復興の妨げになる、というのは最悪です。
ハザードマップに掲載されれば、各自治体での対策が加速化され、住民の防災意識向上にもつながることが期待されます。
先日、どこだったか、ハザードマップを3D化してるところとかありましたね。
今後は、多言語対応や、AR/VR技術を活用した視覚的な情報提供なども検討して、ユーザーの理解を容易にする取り組みも必要になるんじゃないですかね。
おこちゃまにハザードマップ見せても、理解が難しいでしょうし。
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