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※イメージ画像です。
成果物をどうするか、は考えないといけませんが。
【メンテナンスは年4回】
カラパイアの伝えるところによりますと、2025年9月26日に、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の研究チームにより開発された世界初のキノコ動力の無水トイレ「MycoToilet」が、同大学の植物園に設置され、6週間の試験稼働が開始された、とのことです。
詳細は記事でご確認頂ければと思いますが、このトイレは、キノコの菌糸が悪臭を90%以上吸収し、微生物の働きで排泄物を栄養豊富な堆肥へと分解する仕組みが最大の特徴で、年間で約600Lの土壌と2,000Lの液体肥料の生産が見込まれている、と記事は伝えています。
【日本だとやはり避難施設への導入に期待ですかね】
この技術は、都市部の公園や遠隔地、工事現場や避難施設、発展途上地域での廃棄物管理を根本的に変える可能性を秘めています。
何より悪臭を90%以上吸収できるのはよいですね。
どれくらいの速度で吸収してくれるか、は問題ですが。
不安要素として、菌糸体の安定性と気候変動への耐性、大量利用された際の堆肥の安全管理と、それをスムーズに資源として社会に流通させるための法整備やサプライチェーンの構築も実用化と普及を加速させるための重要な課題となるでしょうね。
MycoToiletで使われるキノコの菌糸体(マイセリウム)は、分解能力だけでなく、成長が速く、軽量で耐久性や耐火性に優れるため、発泡スチロールの代替となるエコなパッケージ素材や、建築用の断熱材・レンガとして既に実用化が進んでいる、という情報もあります。
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