セミナー』に参加してきました。(その1)の続き)

ちなみに先ほどのブロックに樹脂を含ませたものがこんな
感じになります。強度がさらにアップします。

実演中はこのように人だかりが...結構な人数の方が興味津々に
見ながら、口々に質問攻めにしておりました。^^;
【その他関連】
その他にも素材関連で面白い話を聞かせて頂きました。
素材によって1立方メートルあたりのポテンシャル(どれくらいの
仕事をする能力があるかを数値化したもの)が決まっているというか
あるんだそうです。
例えば、鉄や木は線でつくるのに適しており、コンクリートは面と
して使うと効果的など。
ほかに長寿命建築の要素として、ドーム型やアーチ型、そせき(素石?)
などがあるそうで、古代の遺跡などで長く残っているものはこれらの
要素が入っているものが多いそうです。
鉄筋コンクリートは引っ張られる側に鉄筋が入っていなければ
ならず、鉄筋から4センチ以上コンクリートがかぶっていないと
いけない、というのがあるんだとか。
こういった話も多くされておられました。
【所感】
セミナーの内容は、素人でもわかるような平易な表現をして頂いており、
事例もわかりやすく、かなり興味深い内容になっていたので、お時間が
あればUstreamでセミナーをご覧になるといいと思います。
Co2エコストラクチャー素材の商品化はまだ先のようですが、鉄筋を
使わないで強度や耐久性が出せる素材を作ることで、ライフサイクル
アセスメント的にも効果的な素材になるよう開発を進めていくようで
これから注目の素材になると思われます。
理想としては作った素材が、植物が光合成するようにCo2を吸収して
酸素を吐き出すようなものになればなおよし、しかし、そうできるか
どうかは未知、との話もちらっとされてました。
最後になりましたが、説明だけのセミナーではなく、実演までして
頂けるような、貴重なセミナーを開催頂いた(財)堺市産業振興センターに
感謝です。ありがとうございました。
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