※イメージ画像です。
砂と結合するんですね。
【やはりキーは藻類ですか。】
GIGAZINEの伝えるところによりますと、中国科学院の研究チームが2026年5月、「ラボ培養したシアノバクテリア(藍藻)を砂漠の砂に散布することで、わずか10〜16カ月で植物が育つ土壌が形成される」プロセスを科学的に解明したと発表した、とのことです。
詳細については記事でご確認頂ければと思いますが、シアノバクテリアが分泌する粘性物質(EPS:エキソポリサッカライド)が砂粒を結合し、水分保持と侵食防止機能を持つ「生物土壌クラスト(BSC)」を形成します。X線マイクロCTで可視化されたこのメカニズムは、自然界では数十年を要するプロセスを大幅に短縮するものです、と続けています。
【10か月から16か月で検証できるのはよいですね。】
実は日本国内には既に国土交通省NETIS登録のBSC工法(シアノバクテリアを使った法面緑化工法)が存在します。しかし現状は「法面の侵食防止」という限定用途です。
今回の技術が実用化されれば、荒廃地・建設残土処理地・埋立地の土壌化プロセスへの応用が視野に入り、緑化コストの抜本的削減につながる可能性がありますね。
ただ、日本の温暖湿潤気候でも同等の効果が得られるかの未検証であること、第二に、外来微生物の大規模散布と在来生態系への影響リスク(外来生物法との整合性含む)、第三に、廃棄物処理法や自然公園法などの法規制との適合性、と課題もあるので、実用化する場合、解決しないといけない問題が多そうです。
ちなみに、「本成果はタクラマカン砂漠という極度乾燥環境下での特定条件での結果であり、他地域・他気候帯への汎用化にはさらなる検証が必要です。」と記事でも伝えています。
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