2012年06月08日

水害防止という観点からの雨水貯蓄のお話。



一年間に結構な量の雨が降る日本で、近年雨水の有効活用が話題に
のぼる事が増えてきましたが、なるほど、災害防止という観点で見ると
さらに興味深くなりますね。

住宅情報ナビというサイトに『雨を貯めて雨水の流出を抑制しよう(1)
〜雨水の有効利用を自宅で実証』
という記事があり、これが結構興味
深いです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、自宅の地下に34トン
分の貯水タンクを埋め、日常の雨水有効活用は勿論のことですが、
ゲリラ豪雨などの際に、少しでも雨水の流出を遅らせることで、水害防止に
つなげようという試みをされてる方のお話です。

16トン分の雨水タンクを2ヶ所に分けて設置し、片方は、できるだけ地下に
浸透させるような工夫がされてるそうです。

吸出し防止剤をつけて防御して土がとれないようにしている、と書かれて
いますが、梅雨時期などは、地盤沈下とか液状化とかにならないのか、
少々心配なところがありますが、この観点はなかなかよいですね。

そう言えば、以前、雨水活用セミナーというのに参加した際、同様に自宅の
敷地に雨水タンクを埋め込み、”俺んちの敷地に降った雨水は一滴たりとも
外に出さん!”と豪語しているヒトがいる、という話を聞いたことがあります。

最近のゲリラ豪雨などの場合、都市部などは特にそうなんでしょうが、
アスファルトやコンクリートで地下に染み込まない雨水が溜まって
浸水するケースが多々ありますが、雨水タンクを設けることで、流出
する雨量をコントロールする、というのも防災ですね。

記事には、”賃貸マンションに4人暮らしで、1カ月22トン(水を)使っています。”
とか、”雨水貯留タンクを一戸建て住宅の家庭に設置し、トイレの洗浄水や散水、
洗車などに用いると年間約31,800円の水道代が削減可能になります”など、
興味深いお話もあるので、お時間のあるときにご一読されてみてはどうでしょ?

天の恵みをリサクル利用でき、ゲリラ豪雨などの際には防災にもつながるという
一石二鳥な雨水タンクは、今後の都市部の新たな防災対策につながるかもですね。

【関連記事】

虫にも反応するのか...上空の虫を追跡して積乱雲発生予測 気象研などが成功

今年の梅雨は5日ほど短め、梅雨の降雨傾向発表 ウェザーニュース



※ブラウザのJavaScriptをONにして、Flash Player9以上をインストールしてください。


Get Adobe Flash Player










posted by ケイエフ at 09:24| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
家を建てることになり雨水タンクを考えています
雨水タンクは何処で購入なされたんですか?
後、費用はどのくらいかかるものなのでしょう?
教えていただけると嬉しいです
Posted by あれみん at 2012年09月04日 16:20
あれみん様、コメント有難うございます。
申し訳ございません、弊社で雨水タンクを設置したわけではないのですが、記事の画像は、三栄水栓製作所(株)様のものです。
(以前、同社とコラボレートした雨水利用エコクールパーキングという製品を展開しておりました。)
また、雨水タンクは埋込式、地上設置式などのタイプおよび容量によって価格が変わってくるかと思いますので、お住まいの地域で雨水タンクを扱う業者様に相見積もりは取ってみてはいかがかと存じます。
お役に立てず、申し訳ございませんm(__)m。
今後とも、宜しくお願い致します。
Posted by KF at 2012年09月04日 17:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック