日本でもシェールオイル採掘が本格化しようとしているわけですが、地震との
関係は大丈夫でしょうか...
スラッシュドット・ジャパンの伝えるところによりますと、テキサスで起きた
地震がシェールガス採掘が原因となっている、という。
記事にその理由が説明されているが、これがなかなか、言われてみれば
納得かも、という内容です。その理由とは
シェールガス採掘後、使用済み汚染水は高圧で地底深くに廃棄されるが、テキサス大学 Cliff Frohlich 准教授によれば、この汚染水がそれまで「くっついていた断層」に入り込む潤滑剤となって、断層が滑りやすくなってしまったのだという。
だそうです。
テキサスの場合、震源地の3 .2キロメートル以内に注水用井戸が 1 つ以上所在
していることが裏付けとなっているようです。
個人的には、地下深くにあるガスやオイルを抜き取ると、空洞がぽっかり出来て
それが崩れ落ちた時に地震の原因になるのか、と思っていましたが、そうではなく、
使用済みの汚染水が断層の潤滑剤になる、というのが理由というのはちょっと
意外でした。
日本の場合、原理が違うので汚染水を地底深くに廃棄されるわけではないので
しょうが、少なくとも地下にあるものを抜き取るわけで、地震との因果関係を
調べておいたほうがよいかもしれませんね。
しかし、産油国が多くある中東やアラブ諸国での地震ってあまり聞かない
ような...
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