2013年03月08日

平成24年度補正予算にかかる経済産業関連事業説明会に参加してきました。



去る平成25年3月7日(木)、堺市商工会議所にて開催されました。
『平成24年度補正予算にかかる経済産業関連事業説明会』(主催:堺市、堺市商工
会議所、(財)堺市産業振興センター )に参加してきました。

定員180名に対して、ほぼ満席でした。
開演20分ほど前に行ったのですが、上記の画像のようにすでに半分ほど
埋まってました。

今回の平成24年度補正予算の具体的な内容については、近畿経済産業局のサイト
ご覧いただけますので、そちらでご確認ください。

また、大阪では、来る3月14日(木)に追手門学院 大阪城スクエア 
大手前ホールにて『緊急経済対策説明会〜平成24年度補正予算(経済産業省分)を
中心に〜』
という説明会があるので、気になる方は参加されてみては
どうかと思います。

まず、説明会の内容に入る前に、申し上げておかねばならないことがあります。
今回の説明会は、各補助金募集の公募要領ができる前の説明会なので、内容が
変更になることもございます。


よって、あくまで方向性的には、こんな方向程度で捉えていただき、応募をお考えの
方は、各詳細については各自でお問い合わせください。

@円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進事業



エネルギーや原材料の効率性を高める最新設備や付加価値を大幅に向上させる
製品を専用で製造する生産技術に対する設備投資に係る費用の一部を補助
(予算要求額:2,000億円)

【支援対象】
・カテゴリー1:資源生産性を大幅に向上させる先端生産設備
・カテゴリー2:高付加価値なコア部品・素材を専ら生産する生産設備

【要件】
・新製品に関しては、自社の類似の商品との比較となる。
・補助金が出なかったら、海外でやっちゃうよ、というものが対象となりやすい。
・応募には守秘義務がかかるので、できるだけ具体的に出して欲しい。
・交付決定前に契約等がなされているものや、基準日(経済対策閣議決定日:
 本年1月11日)以前に公表されている事業計画については、対象とならない。

【補助率】
・必ず達成できそうな補助率を申請してもらう。
 (綿密に見積もりをして達成率が大きくずれないようにすること)

【スケジュール】
・公募は3月中旬の中頃の予想。まだ決まってないので時期は
 ずれる可能性がある。

【説明を聞いてみた所感】

本補正予算で一番補助金がついている事業だが、確実性を結構求めるよ、
という感じでした。

あと、国の事業は往々にして後払いなので、自前で資金を調達することに
なるわけですが、それはご自身でお願いします、というところ。

Aものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金



ものづくり中小企業・小規模事業者が実施する試作開発や設備投資等(原材料費、
設備導入費、研究開発費等)に係る費用の3分の2を補助
(予算要求額:1,007億円)

・外注委託費も対象になる予定。
・テスト販売の場合、有償販売もOK、ただ売れたらその分、補助金から引く予定。
・全国1万件採択予定。よい案件がでるまで公募を行う。
 申請すれば大体通るよ、ってものではなく、よい案件が出るまで公募を繰り返す。
・共同体で試作開発もOKの予定の方向。

【対象者要件】
・中小ものづくり高度化法22技術を活用したもの
認定支援機関による確認が必要。
  認定支援機関とは、銀行、商工会議所とか。
・各都道府県に事務局を作るので、そこですべて対応。
 それとは別に中央事務局ができる。中央事務局にて全国の採択の平均化を行う。

【説明を聞いてみた所感】

ものづくり系なので、細かいところまでバックアップしてもらえそうな感じです。
もちろん、国の事業なので補助金を出す以上、ちゃんと成果を求められますが。
一番相談しやすそうな感じでした。

また採択されれば、認定機関にもメリットがあるので、事前の資金調達も
スムーズに行くと思うとおっしゃってました。とにかく相談してください、とのこと。

Bイノベーション実用化ベンチャー支援事業
(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業)


研究開発型ベンチャーが実施する新規性・革新性の高い実用化開発の費用の
3分の2を補助(予算要求額:100億円)
※本事業は既に公募開始されており、(公募期間1月31日〜3月21日)
 大阪での説明会は2月に終了。
募集内容の詳細は、NEDOのサイトで。

【応募要件】

・民間企業等の等は、一定の要件をみたせば農協とか事業共同体でも可能。
・補助は2/3なので、自社で1/3用意できることが応募要件の重要な要素。
・作ったものがちゃんと売れそうか、というところも見られる。
 外分(銀行とか)の評価なんかも見られる。
・作ったものが収益を上げれば、所定の計算式で算出される額を納めてもらう。
・応募申請はe-RADというシステムを使って申請必須。

【説明を聞いてみた所感】

研究機関だけあって、応募申請にe-Radという独特なシステムを使うらしく、
少々手間が掛かりそうな感じでした。

C堺市25年度研究開発支援事業



堺市独自の『堺市ものづくり新事業チャレンジ支援補助金』。
なので、対象者は堺市内の中小企業者。

【補助率】

『特定技術開発テーマ枠』・・・採択案件:1件 
               上限2000万 
               補助率:対象経費の2/3

『一般枠』・・・上限2000万 
        補助率:対象経費の2/3

・この助成金については、現在、市議会にて審議中とのことで、
 詳細は直接担当に問い合わせてほしい、とのことでした。

【問い合わせ先】
堺市産業振興局 商工労働部 ものづくり支援課
担当者:田中、清水、西浦
直通:072-228-7534
内線:3535
Fax:072-228-8816

【トータルの所感】

特に印象的だったのは、ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金で
ニッチな産業に参入しようというチャレンジャーにはどんどんバックアップしますよ
という感じでした。
まだどれも募集要項が決まってないようなので、ひょっとしてこれもOK?と思う
ものがあれば、相談してみてはどうかと思います。

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