2013年06月28日

なんとも皮肉な...大気汚染でハリケーン発生率低下、英研究論文

Hurricane Irene as Seen from SpaceHurricane Irene as Seen from Space / NASA Goddard Photo and Video


なんとも皮肉な話ですね...

AFP BBニュースの伝えるところによりますと、高レベルの大気汚染が、20世紀の
大半の期間にわたり、北大西洋のハリケーンなどの熱帯性低気圧の発生頻度を
減少させた、という研究論文が23日、英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表
された、そうです。

はい??どういうこと??と思って記事を読んでみると、こういうことだそうです。
(以下、記事より引用。)
人類が気候に与えた影響の証拠に加えて、熱帯性低気圧と「エアロゾル」との関連性が明らかになっている。エアロゾルは、気体中に浮遊する微小粒子状物質を表す科学的用語で、塵(ちり)を多く含む火山噴煙、雲、霧などの自然の形態で発生するだけでなく、石炭や石油を燃焼させた際に出るすす粒子など人工的に発生するものもある。(中略)
エアロゾルは太陽光線を反射して雲の輝度を変化させるが、これは太陽熱が海面にどの程度投射されるかに影響するという。

つまり、空気中のエアロゾルが多ければ、地表面や海水面に届く太陽熱が少なくなるので
熱帯低気圧のエネルギーを抑えることにつながっている、ということですかね。

論文の共著者であるベン・ブース氏いわく、
「この20年間に工業エアロゾルを除去したことは、人間の健康に有益であるだけでなく、サハラ砂漠南縁に位置するアフリカのサヘル(Sahel)地域で1980年代の干ばつ以来の雨が戻ったことにつながった一方で、大西洋のハリケーン活動の増進に寄与した可能性がある」

とコメントしている、と記事は伝えています。

なんとも皮肉な話ですね。大気汚染してハリケーン発生率を下げるのがいいか、工業
エアロゾルを抑えて健康被害を無くして、ハリケーン発生率を上げるのがいいか、
どっちがいい?と究極の選択を天からつきつけられてるようで、辛いですね。^^;

ちなみに、気象庁の三ヶ月予報が今週はじめに発表されているようですが、
雨多めな感じですか??(yomiuri on-line)。
詳細は、気象庁の季節予報ページで。

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posted by ケイエフ at 09:09| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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