
これはいい発想ですね。
IROIROで紹介されていた、ドイツの学生がデザインした公園施設のデザインがなかなか
秀逸です。
記事の伝えるところによりますと、ドイツ・ベルリンのテンペルホーフ空港の跡地に
作られたテンペルホーフ公園のデザイン提案として、“1 Week Team Design Challenge”
という1週間の設計課題コンペのようなイベントがあったようです。
そこで学生さんが提案したデザインコンセプトが『W.E.T.:Water Enhanced Tempelhof』
というもの。
このコンセプト、記事によると
円盤状の雨水貯蔵タンクが設計された。ソーラーパネルを電源として、雨水の地下貯蔵や浄化により水道/消火設備と成し、夜間照明が周囲をライトアップする。さらに、太陽の日差しと雨から人々を守る傘となり、暑い日にはミストを噴霧して外気を冷却する。そして、貯蔵量を超える雨水は周囲の灌漑(かんがい)にも使用される。
と自然の恵みをフル活用する仕上がりとなっているようです。
元々のコンセプトとしては、公園のバーベキューエリアに手洗いがない、とか
消火設備がない、などの課題からの発想ですが、そのまま緊急災害対策に使える
コンセプトになってますね。

仕組みは上図のようになっています。
日本でも、公園の防災設備化が進んでいると以前お伝えしましたが、大きな公園に
こういう施設をひとつ作っておくと、震災などの状況の場合、仮設テントなどで大きな
威力を発揮しそうです。
ただ、台風の多い日本にあってはこの形状はかなり不安ですが...
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