そら、想定でけへんでしょ...
yomiuri on-lineの伝えるところによりますと、伊豆大島の土石流被害で、国土交通省
国土技術政策総合研究所が23日、斜面が多数崩壊してできた大量の土砂が谷を
埋めたため、土石流が2か所の尾根を乗り越えて直進し、麓の元町神達(かんだち)
地区を襲ったとの調査結果を公表した、そうです。
上図は、yomiuri on-lineさんが国土技術政策総合研究所の資料を元に制作した
今回の土砂災害のメカニズムの図です。非常に直感的に分かりやすかったので
キャプチャーさせて頂きました。
土石流が2度尾根を乗り越えたって...こんなこと想定できないですよね。^^;
そう言えば、同じくyomiuri on-lineさんの記事で、
伊豆大島で発生した土石流は、流れ下る速度が最大で時速60キロ・メートルに達していたという推定を、京都大防災研究所の福岡浩准教授(地すべり学)と山田真澄助教(地震工学)が22日明らかにした。
というのがありましたね。
やはり、火山灰がネックになったんですかね?
dot.asahi.comの記事で、同島の地質に詳しい遠藤邦彦・日本大学名誉教授(火山地質学)が
「伊豆大島の土壌は、火山噴出物の一種で『スコリア』という空隙が多くて軽い石と、サラサラした性質の火山灰を多く含んでいます。これらが地表面に堆積している急傾斜地は崩れやすい。それでも水はけがいいので、過去の台風では雨水がすぐにしみ込んで海に流れていました」
と解説されており、また同記事で産業技術総合研究所の山元孝広総括研究主幹(火山学)いわく、
「スコリアや伊豆大島の火山灰は粘度分が少なく、粒がそろっているので、雨水と混ざると液体と固体のあいだ、洪水と土石流の中間のような『高密度洪水流』になります」
とあります。
記事に説明がありますが、『高密度洪水流』とは、スピードが土石流より速く、浅く、
面状に広がるそうで、今回の土砂崩れが広範囲に及んだ理由がここにあるようです。
さらに、山元氏は
「内部に渦状の流れを持つのが特徴です。周辺の土や樹木を巻き込んで引きはがし、膨らんでいく。さながら『山の津波』です」
とコメントしています。
火山灰質の山があるところは、今後、高密度洪水流を想定した防災対策を考えないと
ダメですね。
怖いなぁ...
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