そもそも種子が知的財産権で守られてることすら、知りませんでした。
IRORIOの伝えるところによりますと、米国の「オープンソース・シード・イニシアチブ(Open Source Seed Initiative・OSSI)」が2014年4月17日、作物の種子を法的な制約なく自由に使用・販売・交配・共有できるオープンソース型の種子を発表した、とのことです。
記事によりますと、米国の種子市場は大手メーカー3社による寡占状態にあるらしく、これらの企業が開発した種子は特許などの知的財産権に保護されており、その利用には制約が課されている、そうです。
そこで、OSSIが、ソフトウェア業界で普及しているオープンソースの概念を応用し、種子の中に存在する遺伝子を知的財産権の制約から解放する“オープンソース”志向の種子の開発に2011年から着手、このたびそのオープンソースな種子の出荷を。2014年5月中旬から順次スタートする、らしいです。
これって、野菜の価格なんかに影響あるんですかね?
もし、大幅なコストダウンにつながるのであれば、メイドインUSAな野菜の缶詰とかが、安くなったりして。
日本ではこの種子の知的財産ってどうなんだろか?ちょっと気になるところです。
ちなみに、今回、小麦・レタス・ニンジン・セロリ・マスタードなど14の作物、36品種のオープンソース種が出荷らしい。
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