2014年10月16日

実は環境回復啓発映画??...ダム撤去のドキュメンタリー映画【ダムネーション】




The Huffington Postで紹介されてた、ダムを撤去していくドキュメンタリー映画【ダムネーション】という映画がちょっと興味深いですよ。

この映画、アウトドアグッズ販売のパタゴニアが資金を出して制作されたドキュメンタリー映画だそうですが、記事を読めばかなり深い環境回復のお話のようです。

アメリカでのお話で、『ダムネーション』の制作責任者で、パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードがニューヨーク・タイムズ誌に寄稿した論説寄稿の一部を記事では引用しています。

それがとても深いお話なので、一部引用させていただくと、
多くのダムがその高いコストに対して低い価値しか提供しておらず、いまや相当数がその役割を果たしていません。すべてのダムには限られた寿命しかないのです。

米国水力発電協会によれば、アメリカで水力電をおこなっているダムはわずか1,750基です。 多くの場合、水供給、洪水抑制、発電といった、ダムが歴史的に提供してきた利点は、いまでは水域全体を塞き止めずとも、より効果的に得ることが可能です。

ダムは水質を劣化させ、栄養素と堆積物の移動を阻止し、魚や野生動物の生息地を破壊し、沿岸河口に被害を与え、そして周囲の森林から窒素を剥奪することもあります。貯水池もまた、温室効果ガスの重大な排出源になることがあります。

つまり、多くのダムが提供する価値よりもはるかに高い環境コストを課しているのです。それらを撤去することは唯一懸命な対応策です。

その国の環境状況や、ダムの果たす役割の意味も色々あるかと思いますが、使ってないなら潰したほうがいいですよね。

人間が作って、その役割を終えたものなら環境をもとに戻して自然を回復させよう、というのがこの映画の趣旨のようです。

記事には
「面白い!」「笑える!」「爽快!」そして「学べる!」「日本の活動にも応用できる!」

とあります。
どのレベルかは個々人によるのでどうかと思いますが、内容的には興味深いですね。マイケル・ムーア監督ばりにやってくれてたら、笑えるかもです。^^;

アメリカのドキュメンタリー映画は時としてなかなか面白い(笑える、という意味で)ので、そんなにハズレでもないかもです。

11月22日(土)から東京、横浜、名古屋、大阪と劇場公開だそうです。
気になる方は、要チェックで。

映画の予告編の動画があったのでどうぞ。



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posted by ケイエフ at 08:59| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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