評論家、翻訳家で野村総研研究員の山形浩生氏のホームページに『木を盲信してはいけません。』という記事があります。
少々古いデータのようですが、自然環境の中での水問題や森や木との関係なんかで興味深い内容が書かれています。一部引用させて頂くと、
簡単な話ではございますが、木も生長したり生きたりするのに水を(かなり大量に)使うのです。したがいまして、水の絶対量が少ないところに木を植えると、状況はかえって悪化するのでございます。(中略)
ついでにもう一つ、木が二酸化炭素を吸収するのは、生長してる間だけです。いったんある大きさにたどりついて安定した森林は、二酸化炭素と酸素に何の影響も与えない。だからアマゾンのジャングルは酸素を放出なんかしとらんのでございます。これはすでに常識のはずなのに、なんか知らないエコロな人が多すぎるので再掲。
なんと...ほんまですか??木が成長しきったらCo2を吸収しないんですか...じゃぁ、植林しないとダメじゃないですか...かと言って、水の少ないところに植林するのも考えものと...
困ったもんですね...記事はそんなに長い文章でもないので、環境関連のお仕事をされてる方や森林関係のお仕事をされてる方など、一度読んでみてはどうでしょ?
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