
ニューヨーカーズカフェ銀座マロニエ通り店 / wajun
当ブログでも”ここ数年の雨の振り方は異常ですもんね...”という、なんとなくな感覚の言葉を使って気象状況をコメントしてきましたが、ついに気象庁が科学的に分析したようです。
NHKニュースが伝えるところによりますと、全国各地で1時間当たりに降る最大の雨量が過去30年余りで13%増え、雨の降り方が強くなっていることが気象庁の分析で分かった、と伝えています。
気温や海水温の上昇による水蒸気の増加が要因の1つとみられ、専門家は今後、温暖化が進めば、さらに災害が多発するおそれがあると指摘している、と記事は続けています。
1時間の雨量は雨の降り方の強さを示す指標となるんだそうで、記事には全国の観測点1000か所で観測されたデータが示されています。記事より引用させて頂くと、
▽1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の回数は去年までの5年平均で1年当たりおよそ19回と、30年余り前の1.5倍となり、(1980年までの5年平均で年12回)
▽1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の回数も去年までの5年平均で1年当たりおよそ246回と、およそ1.3倍に増えています。
だそうです。
さらに、気象研究所環境・応用気象研究部の藤部文昭部長は、長期的に見て日本付近の気温は上昇し、水蒸気も増えているため、強い雨が降りやすくなっている、とコメントしています。
今後さらに気温の上昇が続けば、強く雨が降る日数が増えるわけで、そうなると土砂災害や河川の氾濫による床上浸水等の被害が発生する確立もぐんと上がるわけですね。
つい先週、改正土砂災害防止法が国会で成立した(毎日新聞)ばかりですが、今後ますます対応が大変になりそうです。
天気予報がますます気になる日々が続くわけです。
最近はピンポイントでの観測も可能となっていますが、こうなってくると、降水確率や晴れる確率の精度をアップさせてほしいところですね。
今後は、積乱雲を見かけたら、出来る限りの準備をしたほうがよさそうです。
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