2015年03月11日

今後に期待...理研、植物のセシウム取り込みを抑制する化合物を発見

Sakura and Wild turnip / Sakura and Brassica rapa / 桜(さくら)、菜の花(なのはな)Sakura and Wild turnip / Sakura and Brassica rapa / 桜(さくら)、菜の花(なのはな) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)


今日で東北大震災から4年ですね。改めて震災でお亡くなりになった方のご冥福をお祈り致します。
今日は、被災地の方に明るいニュースをお伝えします。

財経新聞の伝えるところによりますと、理化学研究所の研究グループが、植物の高濃度セシウムに対する耐性を高める化合物「CsTolen A(シストレンエー)」を発見した、とのことです。

記事よりその仕組を引用させて頂くと、
1万種から成るケミカルライブラリーをスクリーニングし、5種を選抜して実験を行ったところ、「CsTolen A」に植物体内のセシウム蓄積量を顕著に低下させる効果があることが分かった。(中略)
セシウム蓄積量を低下させる仕組みを調べた結果、CsTolen Aがセシウムに選択的に結合することにより、植物がセシウムを取り込みにくくしていることが明らかになった。

と言うことです。

このCsTolen A(シストレンエー)という化合物、セシウムと結合するようですが結合した後どうなるんですかね?なんか違うものに変わるのかしら?それとも吸着して排出されるとか??
そのあたりがとっても気になるところです。

とりあえず、植物が汚染されることは回避されるシステムが働いているということなんでしょう。
すごいですね植物は...これもひとつの進化なのかしら...

震災復興によいニュースとなればいいですね。

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posted by ケイエフ at 08:34| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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