2015年04月06日

シーズン的にも今後の日本においても重要かも...傾斜地と自殺率の意外な関係

To Be AloneTo Be Alone / Lel4nd


傾斜地の工事関係の業界に所属しているので、傾斜地つながりで...
しかし、記事の理由をみればなんとなく納得ですね。

西日本新聞が『環境と自殺率』という興味深い記事を掲載しています。
和歌山県立医大と統計数理研究所のチームがまとめた研究結果によると、住宅が立つ場所が斜面と平たんなところを比較すると、斜面の方が自殺率が高く、傾斜が急になるほど高率になる、んだそうです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、一部引用させていただくと、
傾斜が厳しい山間部では、住民の行き来が少なく医療施設や商店なども少ないため孤立しやすい環境であることが影響し、精神的に追い込まれている可能性があるとみられる。ただし、急傾斜地域でも都市部の神戸市や長崎市などで自殺率は低かった。

だそうです。

しかも、山間部の傾斜地に住む方は、忍耐強く助けを求めることに抵抗を感じる傾向があるというのも自殺率に上げる理由となっているのではないか、とのことです。

さらに興味深いのは、
傾斜が15度を超えると、地域の年齢構成から予想される自殺者数に対する実際の自殺者数の割合が急激に増加し、2倍近くに上った。土地の標高は、斜面の角度ほど大きな影響はなかった。

そうです。

シーズン的にも5月は”五月病”と言われるほど、生活環境の変化などでメンタルが不安定になるヒトが多いですし、今後高齢化社会が進み過疎地の集落などでさらに過疎化が進むと山間部にお住まいの方の生存確認が難しくなるので、重要な研究結果ですね。

近年の土砂災害多発などからも、傾斜地に住むのは如何なものかと思うのですが、こんなリスクもあるなら、傾斜地の住宅開発は考えものかもしれません...つい先週、こんな記事を取り上げたばかりなんですが...^^;
こちらは、傾斜が緩く集合住宅なので、孤立はしないですかね^^;。

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posted by ケイエフ at 08:43| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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