
さすがはNICT、これは有効に働くと災害時にいいツールになりますね。
Internet Watchの伝えるところによりますと、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は8日、対災害SNS情報分析システム「DISAANA(ディサーナ)」のリアルタイム版をウェブ上で試験公開した、とのことです。
どういうシステムかというと、記事より引用させていただくと、
Twitterに投稿された情報をリアルタイムで分析し、「大雪が降っているのはどこか」「孤立しているのはどこか」「京都で交通事故が発生しているのはどこか」といった質問を入力すると、さまざまな表現の違いを考慮して回答候補を抽出し、地図上あるいはカテゴリー別にリストとして表示。一般ユーザーでもリアルタイムで発生している災害情報を入手できる。
ということです。
実際に使ってみたほうが早いので使ってみたのですが、例えば『豪雨』と単語レベルで入力してみると、”どこで豪雨が発生してますか?として検索しました。”と表示され、OKボタンを押すと地図上に豪雨関連のツイートをつぶやいてるヒトがプロットされます。

そして、地図上のプロットされたツイートをクリックすると、つぶやきを見ることができるわけです。
そして、このシステムのすごいところは、デマ情報に対処するため、情報の信ぴょう性の判断材料として、矛盾する内容のツイートも同時に検索する、んだそうです。
面白いのは、同サイトには”エリアを指定してそこで起きているトラブル・問題を可能な限り網羅的に検索”というタブがあり、そちらでエリアを指定すると、トラブルと思われるつぶやきを検出してくれます。
スマホ対応の「DISAANA mobile」も同じサイト内に用意されており、モバイル版では、GPSで現在地周辺の災害関連情報をボタン1つで抽出・表示できる、ようです。
機械のやることなので、その精度のほどはこれからという部分もあるのでしょうが、流れている情報から自分で判断するための材料を集めてくれるのはよいですね。
いざという時のために、同サイトをブックマークしておき、色々イジって使い方をマスターしておきましょう。色々検索してみるだけでも楽しいですよ。
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