
去る2015年6月4日〜5日にグランフロント大阪にて開催されました、『第二回 震災対策技術展 大阪』に行ってきました。
レポートパート2です。ちなみにレポートパート1はこちら。

軽量土のうのセット販売だそうです。
砂が入った状態で80袋を1セットで販売、3年間のメンテナンス付だとか。

何ヶ月かに一回土のうの状態をチェックしてくれて、傷んでいたら取り替えてくれるそうな。
上にかぶってる黄色いシートがついていて風雨による劣化防止もされているんだそうです。

災害用トイレは結構目につきましたね。最悪、食べ物や電気は我慢出来てもトイレだけは我慢できないですからね。

こちらもトイレ系。排泄物の固形化剤など扱ってられました。

2種類あるようで、詳しくは聞かなかったのですが、直接かけるものと事前に入れておくもの、という説明がされてたような...
成分は土木関係の土壌改良なんかにも使用されるゼオライトが表記されてました。

こちらも災害トイレ系。消臭効果が売りのようです。
確かに...公衆衛生上、排泄物の匂いは課題ですね。

昨年も出展されてましたかね、ガラス飛散防止フィルムの実演。
こちらのブースの方も非常に気さくな方で、今回のイベントでどれくらいガラス割ってるんですか?と聞いたら、持ってきたのは40枚だ、とおっしゃってました。^^;
ガラスの処理の際、トゲのような微細なガラスが刺さりまくって、見た目傷がないのに指先が流血状態で半ばスプラッター映画のようになったんだとか...(T_T)
カラダ張ってます!って感じですね...お気をつけください^^;。

こちらも安定のご出展^^;。傾斜地でも安定してキャビネットなどを設置できる器具。
弊社も急傾斜地で無人掘削できるセーフティークライマー工法とかやってるので、ついつい”傾斜地”という言葉に反応してしまいます^^;。

3Dでの災害シュミレーションソフトの開発を手がけられてる企業さん。
弊社はのり面工事の資材を販売してるんです、と話したら、土砂災害系のシュミレーションもやってますよ、とおっしゃってました。
なんか名前聞いたことある気がするんですよね...こちらの企業さん^^;。

止水板系のブースも結構目立ちました。
最近のゲリラ豪雨で都市部での洪水対策には割りと定番になりつつありますね。
最近の主流はやはり電気的なしくみを使わず作動する止水板。

丁寧に説明してくれました。水の重みで止水板が上がるシステム。

こちらも止水板を扱う企業さんですが、台湾の企業さんだったような...
海外の企業さんってはじめてかも。

こちらは安全具でおなじみのミドリ安全さんのブース。
土のうならぬ”水のう”だそうです。

ほかにも災害時対応セットも。

貯水タンクを扱う企業さん。外装がダンボールっぽい(左)んですが...^^;

ベストにチューブが内包されていてそこに冷水を通してカラダを冷やすベスト。
夏場の高温になる場所での作業には活躍しそうです。
展示してあるベストはすでに通水した状態のものだったのですが、さほど重くはなかったですね。
腰ポーチに氷水の入ったペットボトルっぽい容器2本を入れて、電池で通水させる仕組み。
1時間半から2時間ぐらいはもつんだとか。

天井落下防止系の器具のブースも結構見られました。

こちらも天井落下防止関係。
ここではなかったですが、別のブースでは実演してるところを見せて頂き、説明して頂いたのですが、天井をささえる器具に筋交いみたいなのを入れて、あとボルト部を工夫して落下を防ぐという仕組みのようです。
ほかにも方法はあるんでしょうけど...説明いただいたブースではそんな感じでした^^;。

昭和な香りがする手押しポンプ。
大きな地震がくると電気系統がストップする可能性が非常に高いので、電気を使わないシステムはポイントになりますね。結局最後はアナログでどこまで出来るか、なんでしょうね。

透明なアクリルパネルに表示させる避難誘導パネル?っぽいもの。
なんか、きれい^^;。

展示場の外の通路には、行政系の展示パネルがずらり。
ここも昨年に比べて、内容ががらっと変わった感じでした。
昨年はもちっと、土砂災害系にかかわるセクションの展示が多かったように思うんですが...
そして、なぜか文科省のパネルが...最近、文科省の災害関連の絡みが目につきます。
文科省といえば”学校・子供”のイメージなんですが^^;。
でも正式には”文部科学省”ですもんね。新技術も関連ですよね。
以上、今回の震災対策技術展はこんな感じでした。
残念だったのは、昨年は某放送メディアの3D映像技術を展示してるブースがあって、個人的にはかなり感動したんですが、今年はなかったです。
それとフリードリンクコーナーがなくなっていたのも残念^^;。
うーむ、やっぱ世の中まだまだ厳しいのか...
最近はまた大きな地震があちこちで発生してますし、梅雨シーズンで都市部での洪水・落雷なども注意が必要なので、防災についてご自身の身の回りで発生した場合、自分は対策できてるか、家族とのもしもの場合の連絡等の仕組みは考えているか、など考えてみてはどうでしょ。
最後になりましたが、ブースで色々対応頂いた皆様、ありがとうございましたm(__)m。
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第一回 震災対策技術展 大阪に行ってきました。(2014)

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