最近は獣害対策や個体数管理の観点から”ジビエ”という野良イノシシや野良鹿を確保して食べるのが、流行ってきてますが、韓国で猛威をふるっている、動物経由感染症MERSよりさらに怖い『SFTS』という感染症に国が懸念してるようです。
グノシーのニュース記事によりますと、この『SFTS』、マダニを介して感染するようなので野生動物を扱う方は要注意です。山間部でお仕事される方も注意が必要ですね。
記事に詳細があるので、お時間のあるときに読んでおかれるとよいかと思いますが、ざっくり要約しますと、
■SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome重症熱性血小板減少症候群)は、2009年に中国で報告された新しい感染症で、日本では2013年1月に初めてその感染者が確認された。
■潜伏期は6〜14日、発症すれば発熱、下痢、嘔吐などのほか、血小板や白血球が急激に減少するという症状があらわれる。
■ウイルスによる病気なので、抗生物質が効かないため、有効な治療法がない。
■SFTSウイルスは、マダニという媒介者によって感染する。マダニは、シカやイノシシなど多くの哺乳類に寄生する小型の節足動物。
■鹿やイノシシはまだ山間部のほうで出没傾向にあるが、アライグマやハクビシンなどの外来ほ乳類が分布を拡大しており、都市部で頻繁に見られる動物だけに注意が必要。
■SFTSは国内ですでに34名の死者を出している
記事ではこんなに怖い病気なのに、認識してるヒトが少ないことに警鐘を鳴らしていますが、弊社が関係する業界の方は、山間部や庭仕事系で自然と接する方が多いかと思いますので、注意しておいたほうがよいですね。
最近は野生動物が頻繁に里や街に降りてくる傾向がありますし、記事にありますようにアライグマやハクビシンは民家の屋根裏に巣を作って生活していることが多いそうなので、注意が必要です。
薬がない病気にかかったら、どうすることも出来ないので、かからないよう予防するしかないですからね。
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