※画像はItalcementi社のサイトからキャプチャーさせて頂きました。
光触媒効果って、どれくらい効果続くんですかね...
Wired.jpの伝えるところによりますと、「Italcementi」社が開発したセメントモルタル「i.active BIODYNAMIC」というのが販売されることになったようです。
このセメントがなぜそんなに注目されているかと言うと、ミラノ万博2015のイタリア館がこのセメントで建設されており、
このセメント素材でつくられた表面は、1,000平方メートルごとに、30台分の自動車の排出ガスを取り除くことができる。
んだそうです。
あと、特筆すべき点は、セメントしては表面の多孔性が非常に低いので少量の水で洗浄可能だそうです。これはメンテコストを大幅ダウンできる、i.active BIODYNAMICそのものも、80%がカッラーラの大理石の加工の廃棄物に由来するリサイクル素材でできていて、寿命が来ればすべてリサイクル可能、だと記事は続けています。
ただ...1トンあたりの価格は1,100ユーロ(約15 万円)と激高。(T_T)
セメントの値段ってよくわからないので検索してみたら、普通のセメントって、1tあたり1万円弱ぐらいですか?...とても建物立てるレベルの価格じゃないですね、このセメント(T_T)。
記事にも”アーティストのセメント”と書かれてます。
個人的には、光触媒って、日本でも色々製品が出ていますが、効果が目に見えないというか、効果が出るのに長い時間がかかるようなイメージなんですが、ほんとに効果あるんですかね?
ヨーロッパも大気汚染が激しいようなので、フランス辺りで実証実験してみてほしいところです。
でも、価格からして普及しないかも...^^;
セメントといえば、先日、農業廃棄物である「もみ殻」を使い、水と触れた際に従来より弱いアルカリ性を示すセメントを、大阪大接合科学研究所の近藤勝義教授と日鉄住金セメントのチームが共同開発した(47 news)というニュースが流れてましたね。
業界関係者はこちらもチェックされてみてはどうでしょ?
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