そもそものビジネスモデルがびっくりでした(^_^;)。
日経ビジネスに、『カーシェア「乗り捨て」、撤退相次ぐワケ』という記事がありますが、事業者が試験サービスから撤退したり、本格参入に二の足を踏んでるそうです。
(※ごめんなさい、記事読んだときは全部読めたんですが、日付が変わったら会員登録しないと読めなくなってしまいました^^;)
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、結論だけざくっと言うと、やはり『乗り捨て』と『専用駐車場』の問題のようです。
個人的には、記事を読んでのっけから少々面食らったんですが、
レンタカー事業では、利用された車は車庫法で規定された「保管場所」に戻す必要があった。乗り捨てられた場合、事業者が保管場所に戻すことによって、乗り捨てが可能になっている。一方、無人での営業かつレンタカーの拠点よりはるかに多い数の駐車場で運営するカーシェアリングにおいては、必ず保管場所に戻すという法律により、乗り捨ては不可能だった。それを国交省が解禁し、各車をITで管理できることを条件に、必ずしも保管場所に戻す必要はないことを明示したのだ。
という法的な部分があり、規制緩和で、乗り捨てが可能になったわけですが、なんと、乗り捨てられた車は事業者が取りに行く、というスタイルで事業運営してるようです。
この時点で結構な人件費がかかるのでは...と思ったりするんですが^^;
そして、専用駐車場を確保出来たとして、そこは使ってない場合、一般の人にレンタルできない、という規定があるようで、つまり、乗り捨てられてない場合、空いた駐車場を無駄に抱えてることになる、ということらしい。
うちの近所にも某コインパーキング会社がやってるようで、時折チラシが入ってましたが、最近とんと見なくなりました^^;。
若者のクルマ離れ、と言われて久しい昨今ですが、正直公共交通が発達してる都市だと、公共交通使ったほうが安上がりですし、”返さないといけない”という心理的負担を考えると、なかなか利用しないですかね...レンタルサイクルとかのほうが需要ありそう...
逆に最近、海外の観光客が多い大阪なんかは、ホテルとかがこのサービスするといいんじゃないかと思ったりしますが。
環境省もスマートムーブという公共交通利用を推進してますし、今後どうなりますかね。
【関連記事】
これはよいかも...横浜市と日立製作所、ワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」を開始(2013)
950円でポルシェに乗れる!カーシェアリングにポルシェ登場 アース・カー(2013)
やっぱ、ヒトの目が一番効果的!...ロシア発の障害者用駐車場、不正利用防止案がすばらしい、件
カギを握った瞬間から不幸の糸がつながっている...カナダの飲酒運転撲滅CMが秀逸
欧州はアクション早いな...英で”充電道路”実験が始まる、らしい。

Follow @norimenKF