2017年01月26日

スウェーデンの奴とは別?...理化学研究所、化学的に蜘蛛の糸を合成する方法を開発


Photo credit: TAKUMA KIMURA via VisualHunt / CC BY-NC-SA

※イメージ画像

強度の高い素材を安価に作ることができるんだそうです。

【低コストで大量生産可能】


IT mediaニュースが伝えるところによりますと、理化学研究所が1月19日、鉄に相当する強度があるクモ糸を再現したポリペプチドを、化学的に合成する方法を開発したと発表した、とのことです。石油由来の高強度材料の代替品を、低コストで大量生産できる可能性がある、と記事は続けています。

【一長一短なの?】


クモは共喰いするから飼育が難しく、微生物による合成という方法もあるがコストが高くつくのが欠点だったようです。
研究チームは、生物を使わず、化学的にクモ糸を合成する方法を確立。まずアミノ酸エステルを材料に、硬い構造と柔らかい構造の2種類の「ポリペプチドブロック」を合成。これらを交互につなぎ合わせ、クモ糸タンパク質の配列に近い「マルチブロックポリペプチド」を作り出した。

と記事は伝えています。

少し前のAPF BB Newsにスウェーデンの研究チームが、大腸菌で生成されるタンパク質と、クモが糸を作る際のpH値の変化を再現する「紡績装置」を用いて、クモの妙技をまねることに成功したと発表した、と言うニュースがありました。

こちらは微生物による合成?ということになるんでしょうか?

AFPの取材に「これで、刺激の強い化学物質を使わずに人工のクモ糸を紡ぐことが世界で初めて可能になった」「細菌で生成される多量のタンパク質を用いれば、大腸菌の培養液1リットルから1000メートル分の生体模倣繊維を紡ぐことができる」

と記事が伝えています。

ということから、両者は別モノなんでしょうね。^^;

【出来上がる”クモの糸”の性質は違うのかな?】


記事を読む限り元になるものも、製造工程も違うように思えるのですが、これって、出来上がった蜘蛛の糸状の繊維(と言っていいのかな??)の性質って同じようなものになるんですかね?
それとも、微妙に違うものになるんでしょうか?

いずれにせよ、低コストで量産出来て、安価に使えるようになれば石油由来の高強度材料の代替品となるのでよいことかもしれません。

鉄筋より強い素材が作れるなら、構造物や車なんかの躯体にも使えていいかもしれません。
今後の研究と動向に注視したいところです。

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