2017年02月22日

不均衡が強さを生む?...古代ローマの技術でコンクリートの強度が2倍に。


Photo credit: David McKelvey via Visual hunt / CC BY-NC-ND

※イメージ画像です。

過去に何度か扱いましたが、今回のお話は何か混ぜものをして、とかそういうのではないようです。

【欠陥が強さを生み出す。】


Wired.jpの伝えるところによりますと、テキサス州ヒューストンにあるライス大学で材料科学を研究しているルズベー・シャハサヴァリ氏およびその研究チームがセメントの分子構造に、ある“欠陥”をもたせると、強度が高まる可能性があるという研究結果を『Applied Materials and Interfaces』誌に2016年12月23日付けで発表した、そうです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、ざっくり掻い摘んで言うと、ローマン・コンクリートに含まれているトバモライトと呼ばれる結晶を調べてみたら、「螺旋転位」と呼ばれるねじれた結晶の欠陥(格子欠陥)があることに気づいてた、そうです。

そして、
研究チームがトバモライトのモデルに圧力をかけるシミュレーションを行ったところ、ねじれた欠陥によって圧力が結晶の端に分散され、一般的なコンクリートのように圧力が吸収されて亀裂が入ることはなかった。

と記事は続けています。

【一石二鳥なコンクリート】


このコンクリートが実用化すれば、二酸化炭素排出量を低減できるので一石二鳥というわけですね。
うまい具合にトバモライトの螺旋転位というねじれた結晶の欠陥をコントロールできれば、軽くて強い構造物を作ることができるので、今後の研究に期待です。

【関連記事】


老朽化トンネルをトンネルで補強...静岡県熱海土木事務所

ペンキの次はコンクリートか...万里の長城、コンクリートで修復される..._| ̄|○...

石灰+火山灰が鍵 ローマン・コンクリートの強さの秘密(2013)

古代ローマ人は最先端?『超コンクリート』のお話(2009)

これはすごい!新形状記憶素材『スーパーポリマー』が見せる未来のチカラ(2016)



(株)ケイエフの補強繊維



(株)ケイエフの更新履歴 KF Logs、絶賛更新中!



ケイエフは、ロープ高所作業ブログやってます!特別教育の出張講習のレポート記事多数!







posted by ケイエフ at 08:34| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック