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- Photo credit: gridsurfer via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA
※イメージ画像です。
斜面にある太陽光発電のソーラーパネルがすべてこういう管理だったらいいんですけどね...
【IoTな法面監視システムが完備】
日経テクノロジーに『GPSで法面挙動をリアルタイム監視、大津市の発電所』という記事が掲載されており、なかなか興味深い内容になっています。
詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、ざっくり言うと、大津市の廃棄物処理施設の奥に設置されている太陽光発電施設の管理をIoTを使ったり、いろいろなトラブルに対応するための施策を紹介する内容の記事になっています。
その中で、興味深いのがミリ単位で法面を24時間監視するシステムが導入されている、という部分。
一部記事を引用させて頂くと、
GPSセンサー(受信器)を法面に一定の間隔で設置しておき、地盤の変位をリアルタイムに計測する仕組みだ。測定した位置情報は、東京都府中市にある国際航業の東京事務所で専任技術者が24時間、365日監視しており、法面の挙動に異常が見られた場合、関係者などにアラーム(警報)を発する。±1〜1.5oの精度で、3次元的、時系列的に測定できるという。
これはよいですね。
遠隔監視なので、雨天だろうが夜間だろうが関係なく監視できるというのはよいです。まさにIoTなシステム。
そしてさらに興味深いのが、
稼働して以降の測定では、1年間で3o程度、全体的にゆっくりと変位しているという。雨量との相関はみられない。...(中略)...そこで大津市のサイトでは、5日間で10o以上、変位した場合にアラームを発するように設定しているという。これまでのところ、1度もこうした挙動はないという。
よく現場のヒトから”山が動く”と言う話が出る、と営業スタッフから聞きますが、こういうことなんですかね?
【自立型PCSで停電時でも供給可能】
7ページに渡る長文記事で、これでもか、というぐら大津市のメガソーラーについて、さまざまな対策が記載されているので、ゆっくり読んで頂ければよいかと思いますが、山の斜面にメガソーラー作るって大変やなぁ、と思いました^^;。
ただ、最近のゲリラ豪雨や巨大ヒョウのニュースとか見てると、やっぱり怖いですけどね。^^;
あと、今年は台風が増産発生してるので、台風も心配ですが...大丈夫っぽいですけど、一昨日台風11号が発生してましたね。(tenki.jp)
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