2017年10月04日

新素材となるか!?キノコと木くずから作った『菌糸木材』




虫とか胞子とか大丈夫なんだろうか??

【接着剤のように...】


ナショナル・ジオグラフィックで紹介されていた、『【動画】家具になるキノコ、プラスチックの代替も』という記事が興味深いです。

詳細は記事を読んで頂ければよいかと思いますが、木くずとツリガネタケ(Fomes fomentarius)というキノコを混ぜて菌糸木材という素材を開発、型枠に入れると勝手に成長してランプシェードや椅子を成形する、というお話です。

この木くずと菌からなる菌糸木材は2週間ほどで椅子やランプシェードの大きさまで成長するんだそうで、あとは水分を飛ばせば完成、というわけです。

しかも、こういった成長の早いキノコのの持つ様々な薬効や環境への恩恵について、繊維製品から梱包材、建築資材まで幅広く使えることを示した、と記事は過去の事例も紹介しています。

【菌類のコントールって可能なのでしょうか?】


記事ではプラスチックの代替も可能なのでは?と期待してるようですが、キノコと言えば胞子を放出して広がっていく植物なので、ある日突然このキノコで作った材料から胞子が放出されるとかないんですかね?^^;

あと、自然界に存在する菌って色んな条件が絡み合ってその環境の中で生きてるわけで、成長具合をコントロールしたりできるんでしょうか?

そのあたりがクリアすれば、色んな材料として使えそうです。
それこそ、プラスチックを使わなくてもよくなるかもしれませんね。

今後の研究に期待したいところです。

最後に英語ではありますが、字幕入りの動画をどうぞ。5分弱です。



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posted by ケイエフ at 08:52| 大阪 ☁| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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