これはすごい。
【電源不要で約2.3kgから約6.8kgの重さをアシスト】
Gigazineの伝えるところによりますと、人間の動きをサポートする動力補助ツールを開発するアメリカのEkso Bionicsが、バックパックのように背負うタイプのベスト型パワードスーツ「EksoVest」を開発、フォード自動車の製造現場で長期間の実証試験が行われたEksoVestは、製造工程における事故を激減させ労働者の疲労を軽減し生産性を高めるなど、劇的な効果を発揮している、そうです。
電源不要のパワードスーツがどんなものか、動画をどうぞ。2分程度の動画です。
特徴としては、
・バネ式で電力不要なので、軽量。
・電源不要なので、ケーブルもなく作業効率を下げません。
・5ポンドから15ポンド(約2.3kgから約6.8kg)の重さをアシストすることが可能。
・重さは10ポンド(約4.5kg)以下で軽量かつコンパクト。
ざっくり記事より引用してもこれだけのメリット。
しかも、自動車メーカーのフォードと協力してEksoVestをライン工に着用してもらい、1日に4600回以上、1年間に100万回以上も工具を上げ下げする作業が行われる環境で試験、ミシガン州にある自動車製造工場で2年がかりで行われた結果、1日に発生するインシデント(事故)がなんと83%も激減するという効果を発揮した、と記事は続けています。
【高齢化社会には必須なアイテム】
日本でも人手不足が叫ばれる昨今、労働者の高齢化も進んでいることから、こういったパワードスーツは今後必須になると思われますね。
日本でもすでにいくつか開発されていて、展示会にいくと試着展示がされてたりもします。
Ekso Bionics社の、このパワードスーツは電力不要というところがすごいです。
そのうち、70ぐらいのじぃちゃんが土木・建設現場でガンガン作業するような時代が来るかもしれませんね。^^;
【関連記事】
工事関係にもよいかも...視野角360℃のフルフェイスヘルメット『crosshelmet』
1ヘクタール18分で植林する、ドローンを使った植林システムが注目
21世紀の矯正ギプスか!...振動で姿勢を矯正してくれる『Nadi X』
人類ヤバイ...ここまで出来る最近のロボット
業務用ルンバっぽい...建設現場の床仕上げにロボット導入 大成建設
Follow @norimenKF