2018年02月16日

金返せ!ってレベルらしいです...会計検査院27年度報告による、のり面工事の不備事例あれこれ

Photo credit: Matsukin on Visual Hunt / CC BY

※イメージ画像です。


先日、弊社の営業スタッフがとある勉強会に参加し、特定非営利活動法人 日本緑化工協会『緑化工技術 第39集』という冊子を持って帰ってきました。

そこに興味深い内容が書かれていると教えてくれたので、ちょっとご紹介です。

【のり面緑化の失敗例】


件の営業マンからざっくり聞いた内容からすると、のり面緑化すると言って、国の助成金を使ってのり面緑化工事を行ったが、現場をよくよく調べて見たら、緑化に失敗(草木が生えていない)しており、どういうことだ?と調査してみたら、色々お粗末な工事になっていた、というわけです。

そこで国としては、こんな工事は認められん!と激おこして、助成金を自治体に返還するよう求めた、というお話なんだとか...

【会計検査院いわく...】


同『緑化工技術 第39集』に会計検査院の検査報告(平成29年11月8日公表、27年度報告)というのがあり、そこに、
法面にはそれぞれの立地条件等があり、同じエリアだからと一律な設計とすべきではな く、それぞれの立地条件等を踏まえた設計等を行うべき

と掲載されています。

そして、幾つか具体例が紹介されています。あんまり詳しく紹介してしまうと、同団体から怒られちゃいますので、タイトルレベルでご紹介させて頂くと、


く事例 1>工法選択が不適切で植物が生育していない。

急勾配等、適切でない状況を知っていたが種子散布工を選定した。

く事例 2>鹿対策が不十分で植物が消滅している 。

鹿の生息数が多い地域であることから「シカ保護管理計画」の対象地域になっているにもかかわらず、防護柵の設置が有効であるのに、そのような設計としていなかった。

く事例 3>土壌硬度を調査せず植生工を実施。

土壌硬度を調査することなく植生マット工を選定、指針では植被率が70%から80%以上の状態となっているものを可としているが、植被率が70%未満の状態。
このため、基材が降雨により流出しネットのみが残って地山が露出していたり、植物が十分生育していなかった。

く事例 4> 植生工の生育判定が行われていない。

植生工施工箇所の一部において、植物が発芽しなかったり、枯死したりなどしていて、 法面の安定及び緑化により景観の保持を図るという工事の目的が達成されていない。

く事例 5>鹿対策が不十分で植物が生育していない。

施工箇所周辺は鹿の生息数が多く、近隣におけるその被害の発生を把握していたのに、 設計では被害を防止するための防護ネットを設置するなどの工法を選択していなかったため、植物が 食害を受けたり植生基材が踏み荒らされていたりなどしていた。


とこんな風な現実がある、と指摘されています。

設計段階の不備や調査不足、あるいは防護柵等の対策をしていたが、やりっぱなしで経年後の補修等を行っていないので獣害や落石などの被害が発生というのもありました。

【折角お金を使うわけだし...】


少子高齢化で地方に行くほど過疎化が進み、ただでさえ予算組等難しくなる昨今なので、折角お金をかけるなら有効な手段で対策すべきですね。

のり面緑化やのり面の獣害対策なら弊社でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問合わせください

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posted by ケイエフ at 08:39| 大阪 ☀| Comment(0) | 今日の気になるニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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