※イメージ画像です。
災害大国日本にあっては、今後ますます必要になる議論だと思います。
【避難所化する公共施設、日常の使用があることを忘れずに】
temita.jpで紹介されていた、とある学校職員さんのツイートが考えさせられます。
詳細は記事および同職員さんのツイートを是非読んでみてほしいのですが、先日の台風19号で避難所と化した、とある学校。
避難解除となり、翌日通常運営に戻ろうとしたら、
・泥だらけ
・教室にはペット同伴で来た人のペットの糞尿や抜け毛が散乱
・学校の書類を漁られた形跡
・勝手にベッド(多分保健室の)が使用された形跡
・学校のゴミ箱におむつなど廃棄
などの惨状が展開されていたらしく、同学校の教員さんや職員さんが生徒登校前に一生懸命掃除したそうです。
それでも登校時間に間に合わず、授業中も手の開いてるスタッフで清掃を続けていた、とか。
少々長い内容ですが、ツイートを貼っておきます。
学校職員です。
— 斎藤 (@6MfYgF7vOZOp0CP) October 15, 2019
今回の台風19号で思ったこと、避難所の使用法について書いてみました。避難所のペット同伴問題、学校に避難した時の行動など、現場で働く者として言いたい事があります。
長文ですが一読し、考えてくださると幸いです。#台風19号 #避難所 #ペット #幼児 pic.twitter.com/l4akCscYdW
続きもあります。
多大な反響があり恐々としております。先日の文章だけでは足りない部分もありますので補足と教室がペット部屋として解放された経緯などを足させて頂きます。(詳しく書きすぎると恐らく身バレするのでぼかします)#台風 #ペット同行避難 #避難所 pic.twitter.com/SIs0luGuj4
— 斎藤 (@6MfYgF7vOZOp0CP) October 16, 2019
さらに
建前上の定時は過ぎたので補足です。動物も人間も、命は尊重されるべきです。それぞれの立場に寄り添える形が理想だと思います。
— 斎藤 (@6MfYgF7vOZOp0CP) October 17, 2019
・行政と学校職員のコミュニケーション不足
・避難所使用後の問題
・避難所収容キャパシティの問題
・避難所使用者の問題
様々な問題があります pic.twitter.com/PchSY8Lqcp
【自然災害多発で今後ますます制度設計が必要かと】
公共施設は通常、本来の使用目的があり、緊急時には避難場所となるわけですが、避難命令が解除されると通常の使用に戻るわけです。
上記のような課題には、当然、行政の緊急時の対応マニュアルやマナー告知など制度設計が不可欠となりますが、ツイートを読んでいると自己中心的なペット同伴者もいるようです。
ペットについては人それぞれ色々な考えがあるようですが、心情的な問題だけでなくアレルギーにかかったりする人もいるということを、ペットを飼っている人は念頭において行動する必要がありますね。
ともあれ、自然災害などで被害に遭われたシチュエーションというのは、自宅や今後の生活の心配などでイライラしがちなので、お互いに思いやりを持って行動するようにしたいところです。
避難される方も避難所で世話をする人も、同地域の人ということは全員被災者なわけですし。
よい週末を。
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