2020年09月28日

孤立集落でも電気供給可能な日が来る?...無線電力転送、受電効率92.8%を達成 金沢工業大学の研究グループ

plasmaplasma / jared

※イメージ画像です。


やっとコードレスな社会が見えてきたって感じですか?

【回路の機能を受電アンテナで】


PC Watvchの伝えるところによりますと、金沢工業大学 工学部 電気電子工学伊東健治教授と坂井尚貴研究員らの研究グループが23日、マイクロ波(5.8GHz)による無線電力転送に用いる受電レクテナ(整流回路付きアンテナ)において、世界最高の電力変換効率となる92.8%(1W入力時)を達成したと発表した、とのことです。

記事同大学のプレスリリースに詳細な仕組みが記載されていますが、正直、筆者のぼんくら脳ではとても理解の域を越えているので、ご興味のある方は、そちらでご確認いただければよいかと思いますが、誤解を恐れずざっくり記事の言葉を引用させて頂くと、
「受電アンテナ+回路+ダイオード」という構成だけど、回路を省くことで損失を削減し、マイクロ波から直流への電力変換効率を限界まで高めた

ことにより今回の事例を叩き出した、ということのようです。

今回は1W受電で高効率化を達成したが、今後は10Wの高効率受電技術の確立に取り組む、と記事はくくっています。

【ケーブルレスで電気供給が可能になれば色々捗る】


ケーブルレスで電気供給が可能になれば、あちこちのニュース記事にあるように、飛行中のドローンに電気供給が可能になったり、電線が切断された孤立集落に電気を供給できたり、電池稼働ないろんなガジェットが電池切れを気にせつ使えるようになる、という未来が夢物語ではなくなる、ということですね。

もっと身近なところでは、部屋の中の色んなケーブルをきれいさっぱり無くすことが可能なので、よいこと尽くめです。

こういった無線電力供給はすでにいくつか実用化されてるものもありますが、供給できる電力が少なかったりするので今回の研究はかなり実用的になってきた、ということでしょうか。

こういう電波にせよ電力にせよ、人間の見えないところで色んなものが飛び交う、というのは人体ほか、になんらかの影響が出ないんだろうか?というところは気になります...どうなんですかね?

ともあり、ケーブルレスな社会になるのはとても期待です。


【関連記事】


アレもコンクリ化できない??『サトウキビからコンクリート』開発中、琉大のブラジル出身研究者

まだ改良の余地があるのか...復興作業を格段に楽にする『Z型復興シャベル』開発・実証実験中

ほかの金属に特化した奴もいる??土中のニッケルを大量に吸い上げる樹木が発見される

土壌汚染にも効く?ダイオキシン類を除去してくれる細菌、米ラトガーズ大が発見。

この原理、うまく使えないか!?...道具も薬もなしに竹を根絶やしにする方法






(株)ケイエフの更新履歴 KF Logs、絶賛更新中!








posted by ケイエフ at 13:00| 大阪 ☔| Comment(0) | スタッフ・ルーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。